WiMAXはモバイルWiFiルーターで最もおすすめできる商品で実績、人気ともに申し分ありません。WiMAXを選んでおけば問題ないと言っても過言ではないくらいですが、すべての人におすすめできるわけではありません。
そこでこのページではWiMAX(ワイマックス)の特徴からWiMAXをおすすめできない人を紹介していきます。おすすめできない人に当てはまる方は他の選択肢も含めてもう一度検討してもらうといいかもしれません。
モバイルルーターで人気のWiMAXをやめたほうがいい人とは?
モバイルWiFiルーターを契約しようと考えている方でWiMAXであれば間違いないといっても過言ではないくらい他社に比べて優れています。
具体的に説明すると会社としての信用、実績、プラン、端末、料金、通信制限、キャンペーンなどを総合的に検討した時にWiMAXが最もおすすめできる会社と言ってもいいでしょう。
モバイルWiFiルーターを検討する人は間違いなくWiMAXは選択肢にいれるべきです。
ただどれだけおすすめであっても今はいろいろな商品があります。
例えばクラウドSIMを利用したモバイルWiFiルーター、SIMフリーモバイルWiFiルーターと格安SIMの組み合わせで利用するモバイルWiFiルーターなど利用用途によってはこれらのモバイルWiFiルーターの方が適しているケースもあります。
キャリアで言えば楽天モバイルもかなりおすすめです。
そこで利用用途からWiMAXXがおすすめできない人とはどんな人か?を紹介していきたいと思います。
1つでも該当したらWiMAXはおすすめできない
- 自宅のメイン回線として考えている
- 複数人でインターネットを利用する
- 外で利用したいがそこまでインターネット接続はしない
- 動画をたくさんみる
- エリア検索をした時に△
※これはあくまでも現時点の話で今後はこの状況は変わるかもしれません。
自宅のメイン回線として考えている
メイン回線として検討している人にWiMAXはあまりおすすめしません。理由は光回線に比べると通信の不安定要素が大きいからです。
インターネットで安定感がないというのは非常に利用者としてはストレスが溜まりますよね?WiMAXはモバイルWiFiルーターの中では安定感が高い方ですが全利用者共通の通信速度制限があるのでネットが繋がりにくい状態になる可能性があります。
なお私なりにWiMAXの通信速度制限をまとめています。利用者がわかりにくい所などに注意点として補足もしています。
通信速度制限についてこれで理解できると思います。なお2021年4月8日から新プランが登場したことにより通信速度制限の内容を追加しました。
ギガ放題プラン月間7GB制限のまとめ
制限となる条件1(通常プランに加入の場合)※現在は受付していないプラン
パケット量の合計が月間7GBを超えた場合は速度制限の対象となる
制限となる条件2(ギガ放題に加入の場合)
LTEオプション対応機種の場合で「ギガ放題」に加入していてもハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限の条件となるパケット量の合計が月間7GBを超えた場合は速度制限の対象となる※注意
速度制限後に対象となる通信
WiMAX 2+(ハイスピードモード)、au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)※要するに両方対象となる
制限にならない条件
「ギガ放題」プランに加入しau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)を使用しないこと
制限される時間
超えた後は月末まで対象となる。
制限後の最大通信速度
送受信最大128kbps※全く使い物にならない速度です。
制限解除条件
なし※この制限にならないような使い方をしたほうがいいかもしれません。
パケット量の確認方法
端末でデータ量を確認することができる※ただし実際のパケット量を表示されるのではなくあくまで参考程度に考えた方が良さそう。
ギガ放題プラン直近3日間10GB制限のまとめ
制限となる条件
直近3日間で10GB以上※WiMAX 2+(ハイスピードモード)とau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)の合計パケット量
制限される時間
3日間で10GBを超えた日の翌日の18時頃~翌2時頃※10GBを超えた場合でも、翌日18時頃までは速度制限なく利用、速度制限となる日でも2時頃~18時頃までは速度制限なく利用できる。
制限後の最大通信速度
概ね1Mbps※YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度と言われているが観れない速度の時もある筆者としてはほぼ使えないと思った方がいいです。
制限解除条件
直近3日間のパケット量が合計10GB未満になったら解除※直近3日間なので通信速度制限が続くわけではない
パケット量の確認方法
端末でデータ量を確認することができる※ただし実際のパケット量を表示されるのではなくあくまで参考程度に考えた方が良さそう。
速度制限となる日の確認方法
データ量通知サービスを利用すると速度制限がかかる当日13時以降にメールで連絡がもらえる。※登録が必要
その他
スマホのように料金を払うことで制限解除はできない
2021年3月31日に発表、2021年4月8日受付開始のギガ放題プラスについては下記の通信速度制限となります。なお新プランは5G対応ルータ専用料金プランとなります。
ギガ放題プラン月間15GB制限のまとめ
制限となる条件1
プラスエリアモード対応機種の場合で「ギガ放題」に加入していてもプラスエリアモード利用時においてでデータ量の合計が月間15GBを超えた場合はプラスエリアモードでの利用のみ速度制限の対象となる
速度制限後に対象となる通信
プラスエリアモード
制限にならない条件
プラスエリアモードで月間通信速度制限となったとしても通信方法をスタンダードモードに切替えて利用すれば制限対象外となる。
制限される時間
超えた後はプラスエリアモードは月末まで制限の対象となる。
制限後の最大通信速度
送受信最大128kbps※全く使い物にならない速度です。
制限解除条件
プラスエリアモードでの解除条件はなし※この制限にならないような使い方をしたほうがいいかもしれません。
パケット量の確認方法
端末でデータ量を確認することができる※ただし実際のパケット量を表示されるのではなくあくまで参考程度に考えた方が良さそう。
ギガ放題プラン月間制限以外の制限まとめ
2022年2月1日より3日間の通信速度制限が変更となった関係で修正しました。
制限となる条件
一定期間内に大容量の通信を行った場合
制限される時間
ネットワーク混雑時間帯※速度制限なく利用できる時間帯はある。
制限後の最大通信速度
不明
制限解除条件
なし※利用状況で解除されることになるはず
パケット量の確認方法
端末でデータ量を確認することができる※ただし実際のパケット量を表示されるのではなくあくまで参考程度に考えた方が良さそう。
速度制限となる日の確認方法
データ量通知サービスを利用すると速度制限がかかる当日13時以降にメールで連絡がもらえる。※UQのサービスで利用には登録が必要
その他
スマホのように料金を払うことで制限解除はできない
メインのインターネット回線となれば通信量というのはどうしても増える傾向にあると思います。特に今であれば動画サービスというのはたくさんありますから多くの人にとって日常的に動画を閲覧する人は多いでしょう。それだけでなくスマホの更新、アプリのダウンロードなどでもWiFi接続する機会が多く容量も大きいため通信量が多くなります。よって通信速度制限というのはひっかかる可能性が非常に高いのが自宅メインのインターネットとして検討している人だと思います。
速度制限以外にも電波状態が光回線などと比べるとどうしても他の影響を受けやすいので速度がその時々、使う場所によって安定しないこともあります。これは昔に比べたら少なくなりましたがモバイルWiFiルーターという商品の特性上しょうがないことでもあります。
繋がりにくい、通信が安定しないというのはデメリットでしかなく主回線にするのであればあまりいい回線ではないです。これはモバイルWiFiルーター全般にいえることですが、、、
もちろん多くの人がWiMAXを主回線で使っているので主回線としてWiMAXは全くだめかといえばそうではありません。
あなたが動画なんて絶対にみないよ、速度が遅くなっても我慢できるよっていうことであれば全然問題ないです。
しかしあくまで利用用途は人それぞれですからあなたの使い方によっても変わりますが今までの経験からいえばあまりおすすめはできません。
もし家でも外でもということであれば自宅は光回線で外はWiMAX(他のモバイルWiFiルーター含)なんて組み合わせでもいいと思います。
複数人でインターネットを利用する
複数人というのは家族で何台もWiFi接続できる機器を持っている、事務所で利用するなどが想定されますね。
複数人で使う場合であればWiMAXはあまりおすすめではありません。
先ほども紹介しましたが複数人で使えば使うほど通信量は多くなります。通信量が多くなればなるほど通信速度制限になる可能性が非常に高くなります。
通信速度制限になればインターネットを閲覧するために契約したにも関わらず、インターネットが閲覧しづらいという状態になる可能性が高いからです。これは非常にデメリットと言ってもいいかもしれません。
利用する人が多ければ多いほどその利用用途は様々でyahooニュ―スだけを見るだけの人もいれば、動画サイトで映画をたくさんみるなんて人もいるでしょう。
もし1人であれば通信量を調整したりして制限にならないように気を付けることもできますが複数人だと難しいですよね。
それだけでなく複数人で利用する場合は同じ場所で利用するのであればいいのですが別々の部屋で利用するなんてケースだと電波がそこまで届かない可能性があります。
壁など障害物があればあるほど電波が届かなくなりますから複数人でかつ別々の場所で利用するというのはあまり向いていないといえます。
これもWiMAXだけに限らずモバイルWiFiルーター全般にいえることですが。
外で利用したいがそこまでインターネット接続はしない
WiMAXを検討する人の中でこのような人も多いのではないでしょうか?
もしそこまで利用しないことがわかっているのであればWiMAXではなくもっと安いモバイルWiFiルーターの契約をおすすめします。
もっと安いというのは月間のパケット量が決まっているプランでかつ通信速度が遅い端末のことをいいます。これだと使えるパケット量は少ないのですがWiMAXよりも月額料金は安く使うことができます。
私の身近にもiPadを購入して自宅では今まで使っている光回線に繋ぐ、外出先でマップ、LINE、ネットサーフィンをやりたいとなったら格安のモバイルWiFiルーターを契約して利用するという方は多いです。
外出先で利用するのはほとんどないけど時々使うという人におすすめです。
おすすめはしないが安く利用できるケースも!?
あとモバイルWiFiルーター初心者にはあまりおすすめはしないのですがSIMロックフリーのモバイルWiFiルーターを購入して格安SIMを入れて利用するという方法もあります。
5年ほど前の話だと思いますが実際に私がWiMAXを購入しようか相談されたケースで話を聞いていると
- 外ではあまり利用しない
- 動画は外では観ない
- 以前モバイルWiFiルーターを契約していた※端末を聞いたらSIMロックフリー端末
という話だったのとすでに解約済だったイーモバイルモバイルWiFiルーター(SIMロックフリー端末)に昔流行った0SIMというのを提案したことがあります。
これは月間パケット量500MBまでは0円というものですが実際にその方は3年で一度だけ500MBを超えただけでほぼずっと0円で利用できていました。
さらに幸運?だったのは昔イーモバイルという会社のモバイルWiFiルーターはSIMロックフリーが多く、その会社の解約済で放置してあったモバイルWiFiルーターを活用したことで端末代金も0円だったことでしょう。
通信速度は遅く、利用できるパケット量も多くはありませんし、利用するパケット量が増えたら通常よりも料金は高めというプランだったのですが、その方は速度もあまり利用する通信はしないですしLINEはテキスト主体だったりするのでこれで十分だったわけです。
アプリのアップデートなどは自宅の光回線を利用するなど使い方を徹底する必要があるのでズボラな方には向いていませんがこのような方法もあります。
なお0SIMは今はないので似たような低パケット量のプランを探して中古のモバイルWiFiルーターを購入するのがトータルで安くなりおすすめです。
ただ繰り返しになりますがちょっと知識がないと難しいかなと思いますので端末セットで販売しているモバイルWiFiルーターをおすすめします。
動画をたくさんみる
動画サービスがかなり充実している昨今では動画を毎日閲覧するという方も多いことでしょう。そんな方にはWiMAXはあまりおすすめできません。
その理由は通信速度制限があるからです。通信速度制限に関しては上記で説明していますがこれがある事によりメインインターネット回線としては少し心もとない可能性が高いです。
使いたい時に通信速度を制限されてしまうというのはストレスがかなりたまるのはみなさん共通ではないでしょうか?
映画を観ていてその都度止っていたら本当にストレスです。
もしあなたがメインインターネット回線として検討しているのであれば利用用途からパケット量を多く使うサービスを使いそうであればWiMAXはやめた方がいいと思います。
エリア検索をした時に△
この場合は基本的に使えなかったケースがほとんどでした。昔に比べて基地局は整備されているのですがWiMAX2+(ハイスピードモード)においてピンポイントエリア判定が△だった場合はやめたほうがいいです。
なおWiMAXは現状3つの通信方式WiMAX2+(ハイスピードモード)au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)、4月8日から受付スタートのau 5Gがありますが、ピンポイントエリア判定ができるのはWiMAX2+(ハイスピードモード)のみです。
WiMAX2+(ハイスピードモード)で△だけどau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)、au 5Gで利用できるから問題ないという考え方もちょっと注意が必要です。
契約の方法にもよりますがau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)はオプション料が利用した月1.100円発生、他にもギガ放題では月間7GBを超えた場合はハイスピードモード(WiMAX2+)、ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)両方とも通信速度制限の対象となります。デメリットが多い通信なのでWiMAXを契約するのであればau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)はおまけ的な考えがベストかなと考えます。
なお新プランに関しても同様にオプション料金が発生しますがプラスエリアモード利用時においては月間で15GBと制限は緩和されていますし、通信速度制限の対象はプラスエリアモード利用時だけで、スタンダードモードでの利用であれば制限とはなりません。しかしメインで利用するのであればオプション料金も発生しないスタンダードモード(WiMAX2+、au4GLTE)だと思うのでどちらにせよエリアが△だとちょっと微妙だと思います。auエリアも一部利用できるので使える可能性はあります。
ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)とは、WiMAX端末における通信方式の一つでありもう一つの通信方式であるハイスピードモード(WiMAX2+)よりエリアが広いだけでなく、低い周波数帯域を利用しているため品質の高い通信が可能[…]
よってメインで利用するであろう通信方式WiMAX2+のエリアが△だった場合にはWiMAXの検討をやめる方向で考えるのが無難かと思います。ただそれでも使える可能性を信じたいという方には契約する前にレンタルすることをおすすめします。
WiMAXのサービス提供元であるUQコミュニケーションズではオフィシャルでレンタルサービスを行っています。
UQコミュニケーションズの公式サービスとして15日間の無料端末レンタルできるTryWiMAX(トライワイマックス)というのがあります。 契約前に自分が使いたい場所でどれくらいのスピードがでるのか?確認するのに最適なサービスですがレンタルし[…]
最新機種などは借りれないケースがありますがWiMAX2+に対応しているのかどうかを確認することができますし、最近レンタルできる端末であれば電波強度を確認する機能もついているので利用したい場所で電波が入りやすい場所を探すのに適しています。
もしレンタルして電波強度を隅々までチェックしても使えそうにないことがわかれば諦めがつくかもしれませんし、使えたら安心して契約することができると思うのでおすすめです。
まとめ
- 自宅のメイン回線として考えている人
- 複数人でインターネットを利用する人
- 外で利用したいがそこまでインターネット接続はしない人
- 動画をたくさんみる人
- エリア検索をした時に△の人