今利用者が急上昇中の楽天モバイルですが実は屋内に弱い周波数を利用していると知っていましたか?このページではその周波数に関して解説していきます。
楽天モバイルは屋内に弱い?
楽天モバイルは2020年サービス開始したばかりとなっていますが今基地局をもの凄いスピードで設置しておりどんどんエリアが広がっています。
ただまだまだエリアがカバーできていないところもあるのでカバーできていない場所に関してはauから回線を借りることで他のキャリアと同じようなエリアで利用することができます。
今回屋内に弱いというタイトルにしていますがその屋内に弱いのはパートナーエリア(auエリア)ではなく楽天モバイルエリアのことを言っています。
楽天モバイル回線のエリアが屋内弱い理由
楽天モバイルのエリアが屋内に弱い理由は周波数帯域が1.7GHz帯と呼ばれる”高い周波数帯域”しか使わせてもらっていないからです。
高いと言っても周波数帯域が極端に低いわけではなく3大キャリアがメインとして利用している回線と比べると高いというだけです。この周波数帯域が高いと電波の直進性が高くなり電波が回り込みしにくいなどの特徴があり障害物などが多い場所で利用するには少し不向きといえます。
3大キャリアはプラチナバンドと呼ばれる低い周波数帯域も利用している為に屋内でも高品質な通信が利用できています。それに比べると楽天モバイルは周波数帯域を利用しているので3大キャリアと比較すると屋内に弱いといえます。
実際に使ってみた感想
先月モバイルWiFiルーターを契約しましたが個人的な感想でいえばしっかり屋内でしっかり使えます。もちろん不安定な時もありますがこれはどのモバイルWiFiルーターでもいえることです。
でも楽天モバイル回線はエリアがまだまだなのと、エリアの穴が多いかなと感じています。
ちなみに私がよく利用する場所だと屋内では平均して7Mbpsくらい。屋外では40Mbpsでたときもあれば5Mbpsだったときもあります。
楽天モバイルも今後はプラチナバンドが割り当てられる?
これは推測でしかありませんが楽天モバイルにもプラチナバンドは割り当てられると思います。というより割り当てられないと不公平だと思います。
せっかく新しいキャリアが誕生したことにより競争が生まれいい流れがきているにも関わらず楽天モバイルだけプラチナバンドがないのは公平な競争とはいえませんね。
よって恐らく近い将来割り当てはあるのかな?と考えます。
WiMAXはもっと屋内に弱い?
楽天モバイルは高い周波数帯域を利用しているので屋内に弱い周波数帯域といいましたがWiMAXはもっと高い周波数帯域を利用しているのでさらに屋内や障害物に弱い傾向にあります。
WiMAXがメインで利用しているのはハイスピードモード(WiMAX2+)のときに利用する2.5GHz帯です。ただWiMAXはハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)利用時は4G LTE回線となるのでこちらはプラチナバンドとなりますからこれは障害物などを回り込みやすい周波数帯域といえるので屋内でも快適に使える可能性が高いものとなります。
ならWiMAXを契約したらハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)で利用すればいいのか?と思う方もいるかもしれませんがデメリットもあるので当サイトはおすすめしていません。
5Gは周波数帯域が高いものもある
もっといえば今後5Gの通信が一般的になりますがこの5Gを利用する為に割り当てられている周波数帯域はもっと高いものとなっています。
携帯電話のように広いエリアをカバーするにはプラチナバンドなどが最適ですが今後は様々な周波数帯域が混在していくことになりそうです。
まとめ
- 楽天モバイルは現時点ではプラチナバンドがない
- 今後はプラチナバンドの割り当てがあるかも?というよりあるべき
- 周波数帯域は高いよりも高い方が特性としては屋内に弱い
- WiMAXで利用するWiMAX2+はより周波数帯域が高い