WiMAXは屋内に弱い?噂の真相とは?

  • 2020年12月8日
  • 2021年4月4日
  • WiMAX
WiMAX屋内弱い

WiMAX(ワイマックス)は建物などの屋内に弱い?という噂があります。このページではその噂の真相を当サイトなりに考えてみました。

WiMAXが屋内に弱いのは過去の話?今も弱い?

WiMAXが建物内で弱いといわれる原因を当サイトなりに考えてみましたのでご紹介します。

結論から言えば事実だと思いますが昔の名残で言われている部分もあるのかな?なんて思っているところもあります。普通に使う分には使えるので”弱い”という表現だと心配になってしまうかたがいると思いますが屋内に弱くても使える人が大半なのでご安心ください。

弱いというと何と比較して弱いのか?が重要で光回線と比較すれば弱い傾向にあるように、あくまで他と比べて弱い性質だということです。どういうことか?その理由を説明していきます。

周波数帯域が原因?

WiMAXがサービス開始した当初は他のインターネット通信に比べて屋内に弱いのは事実といえるでしょう。最大の理由が周波数帯が2.5GHz(ギガヘルツ)帯と呼ばれるもので一般的に高い周波数帯域を利用していたからです。

高い周波数帯域とお伝えすると難しい話に突入していきそうなのでここは簡単に説明します。

周波数帯域が低いもので実例を伝えると携帯電話が800MHzや1.5、1.7GHzを主に利用していました。

特に800MHzの周波数帯はプラチナバンドと呼ばれておりその名の通り周波数帯域が低いため携帯キャリアがその使用権を取り合った!?ことがあります。周波数帯域が低いと高い周波数帯域に比べて

  • 反射しやすい
  • 障害物を回り込みやすい
  • 届く範囲が広い

などの性質が挙げられます。要するにこの周波数が高いと低い周波数に比べて屋内などの障害物に弱い性質だと言っても間違いではないのです。この辺りが弱いと言われる由縁なのかと思います。ただ屋内に弱いというのはあくまでも性質の話であって、本当に屋内に弱いインターネットだったらクレームの嵐ですよね。

なお現在もWiMAXは高い周波数帯域を利用していますが他の会社ではさらに高い周波数帯域を使っているなどWiMAXだけの問題ではなくなっています。

昔直接接客を受けたときの話ですが光回線の販売員に「WiMAXは屋内で使い物にならないですよ」って言っている人が居ましたが使い物にならないことはありません。使えなかったらこれだけ多くの契約者数を維持できるわけがないですよね。

屋内には弱い性質だけどちゃんと家の中でもちゃんと使える人が多いということです。

あとWiMAX2+になって少ししてからau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)が登場しました。これは周波数帯が低いといわれる周波数を利用しているので携帯のように屋内でもネットが繋がりやすいと言われています。

ただデメリットもあるので当サイトはあまり利用を推奨はしていませんが一応補足で紹介しておきます。

ベストエフォートととの速度差

一昔前に比べるとWiMAX2+と光回線の最高速度はほとんど似たような速度になっています。最高速度というのは理論上の速度になるのですがパっと見は比較してもそこまで差がなくなっています。にも拘わらず実際の回線速度を比べるとWiMAXの方が遅いことが多いです。

電波を使っている特性上しょうがないのかもしれませんがこの光回線と比較した時の速度にかなりの差があるので速度が遅い、使えないという話になっていることもあると思います。

感じ方は人それぞれなのですがWiMAXは端末の最大スピード速度をバーンと出していますが、実際の速度に差があるのでその辺りの速度差も屋内に弱いと感じる人がいるのかもしれません。

電子レンジなどの電子機器に弱い

WiMAXを使っているかたで経験があるかもしれませんが電子レンジなどが動いているときには電波干渉が起き速度が遅かったり、使えなかったりします。
これは今も変わりはなくこれらが要因でおきる電波干渉により屋内に弱いといわれていたのかもしれません。

実はこれに関しては対処法として端末の設定を変更するなどで対応できることがあります。

2021年4月8日スタート5G対応端末については対応周波数帯が違う?

先日発表されたので追記しますが5G対応ルーターはこれまでと通信の仕様が大幅に異なりスタンダードモードとプラスエリアモードの2つの通信モードがあります。

これらは対応する通信が異なります。

スタンダードモードの対応通信

  • WiMAX 2+:2.5GHz帯(バンド41)
  • au 4G LTE、5G:2.1GHz帯(バンド1)、1.7GHz帯(バンド3)、3.7GHz帯(N78)

プラスエリアモードの対応通信

  • au 4G LTE:800MHz帯(バンド18)

今まではハイスピードモード(WiMAX2+)、ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)となっておりハイスピードモード(WiMAX2+)であれば2.5GHz帯のみとなっていましたが、新しい端末は複数の周波数帯域を利用できるわけです。

なおまだサービス開始したばかりになるのでまだまだ5Gエリアは狭くあまり5G通信の恩恵を受けられるものではありません。

それでも5G端末は上記のように複数の通信に対応している点や、5G対応端末が加入できるプランは通信速度制限がこれまでと比べると緩和されているのと契約期間内にエリアが広がるであろうから多くの人に今後契約するならおすすめといえます。

モバイルWiFiインターネットは建物内では弱め

WiMAXに限らずモバイルWiFiインターネットは光回線と比べると建物内では弱めだと言えます。しかし使えないレベルではないです。

ただ建物の形状や障害物の有無によってインターネットが使える場所、使えない場所がでてくると思います。さらに無線ルーターなどで電波を飛ばす場合においてはルーターの性能や距離、形状によっては繋がりにくい、繋がらないことだってあります。

光回線であれば直接部屋の中に引っ張ってこれるので安定して利用しやすいと言えますし有線接続であればかなりの安定度です。仮に無線だったとしてもルーターによっては電波強度が高いルーターも売っていたりモバイルWiFiルーターと比べると屋内に強いです。

どちらが建物内で使うには優れているのかというとそれは間違いなく光回線といえるでしょう。

ホームルーターも屋内に弱い

上記で説明した通りにWiMAXにはホームルーターが商品ラインナップで存在しています。ホームルーターはその名の通り自宅で利用するルーターで今人気の機種の1つでもあります。
自宅で使うということは屋内利用を想定されている端末なのですがこれも屋内に弱いのか?

結論から言えば他と比較した時に屋内に弱い性質の周波数帯域を利用している端末ということで弱いという結論で間違いありません。

しかしながらホームルーターの中には先ほど紹介したようにau 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)搭載の機種もあるのでこれを使えばむしろ屋内に強い周波数帯域を利用した端末ともいえます。※ただ利用にはデメリットもありますので注意。

あと再三フォローしていきますがあくまで使っている周波数帯域が他より高いから比較して弱い性質というだけで実際の使用に関してはエリアもそうですし基地局もたくさんあるのでほとんどの人がなんら問題なく利用できます。

まとめ

  • 他に比べて周波数帯域が高いため障害物に弱いと言われている
  • ベストエフォートと実際の速度に差はある
  • 利用に関しては問題ない※多くの人が契約しているのがその証拠
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