モバイルWiFiルーターを検討している人は多いと思いますがもし可能であれば契約前に一度レンタルすることをおすすめします。このページでは事前に一度レンタルすることのメリットを紹介していきます。
事前にレンタルすることで失敗を少なくすることができる
モバイルWiFiルーターの契約というのは基本的に契約期間というのがあります。契約期間は申込みする会社で違いますが長い間利用するのであればできる限り失敗しない会社、プランを選びたいものですよね?
そこでおすすめしたいのが契約前にモバイルWiFiルーターをレンタルして実際に利用してみることだと思います。
レンタルして実際に検討している通信を利用することで料金は発生しますが自分が利用したいエリアで利用できるのか?などはもちろんのこと最適な料金プランを選ぶ参考になると思います。
ただレンタルする時にもポイント、注意点があるのでその辺りも含めて紹介していきます。
契約前にレンタルをするメリット
- パケット通信量の想定ができる
- 自分が利用したいエリアでの電波状況の確認ができる
パケット通信量の想定ができる
実際に端末をレンタルすることで月々どれくらいパケット通信量を利用するのか?ある程度の想定ができるようになります。もちろんパケット通信量というのは契約期間中に利用用途によって変わる可能性がありますが契約を考えている時点において自分にあった最適なプラン選びができるようになります。
今のモバイルWiFiルーターにおいては最も契約者が注意しなければいけないのが通信速度制限です。インターネットを利用していて最もストレスに感じるのはみなさん共通してサクサク繋がらないことだと思います。せっかくネットを繋げるために契約したにも関わらずネット接続が制限されてしまうわけですからできる限り速度制限にならないようにしなければなりません。
そしてその通信速度制限は大きく分けると下記の2種類あります。
通信速度制限
- 期間内に利用できるパケット量が決められておりパケット量を超過した場合の速度制限。※制限後の速度は会社によって決められている
- 混雑する時間帯、違法性のある通信などを利用している場合の速度制限
モバイルWiFiルーターにおいては①、②の両方ともない無制限で利用できる会社、プランというのは私が知る限り今はありません。必ずどちらかの通信速度制限はあります。
多くの会社は①、②2つありますが注意したいのが②だけの場合です。
モバイルWiFiルーターではありませんが自宅のみでしか利用できないホームルーターでSoftBankAir(ソフトバンクエアー)だと②のみとなっています。
これがメリットにもみえますが実際に利用者側からすればどのような状況で速度制限になるかが不透明な為、契約後のトラブルの原因となる可能性があります。
実際に口コミをみても速度制限になった人もいるので速度制限がないと誤認しないように注意しましょう。なおあわせて無制限で使えるような表記をしている会社もありますが実際には通信速度制限があるので注意してください。
話を戻しますが契約前にレンタルして実際にあなたが利用する用途で使って見ることで月、日単位でどれくらいパケット通信量を利用するのか?がわかれば適した会社、プラン選びができることに繋がります。
自分が利用したいエリアでの電波状況の確認ができる
モバイルWiFiルーターの利用できるエリアはエリアマップを見ることで確認することができます。ただし光回線とは違って必ずしもそのエリアで利用できるかは実際にその通信で利用していないとわからないというデメリットがあります。
携帯電話の基地局を利用するものですから建物内であっても場所によって電波が不安定ということもあり契約したら実際に利用できなかったということも考えられます。
しかし実際にその通信を利用している端末をレンタルすることであなたが利用したい場所での利用できるか?そしてどれくらいの通信速度がでるのか?などを事前に想定することができるので契約して失敗したということを減らすことができます。
特に3大キャリアの通信であれば穴は少ないのですが昔より改善されているとはいえWiMAXについては場所によって電波の入りが違うので特にレンタルしたほうがいいといえます。
レンタルする時のポイント
レンタルすることはおすすめしていますがやみくもにレンタルするのはおすすめしません。レンタルする場合には以下のポイントを押さえておくといいと思います。
- 希望する通信方式の端末をレンタルする
- レンタルする端末はパケット量を確認できる端末を選択する
- レンタルしたら限りなく契約後の利用を想定して使う
- WiMAXであればTryWiMAXを利用すると15日間無料で利用できる
希望する通信方式の端末をレンタルする
当たり前ですがあなたが検討しているモバイルWiFiルーターと同じ回線を利用したレンタル端末を選びましょう。ソフトバンクのモバイルWiFiルーターを検討していてWiMAXをレンタルするというのは通信が違うので意味がほとんどありません。もちろんパケット通信量を計測するという意味ではありますが。
さらにその中でも対応している通信ができる限り同じ端末をレンタルするようにしましょう。注意点でも紹介しますがレンタル端末は基本的に古い機種が多いので最新の通信方式には対応していない場合があります。
レンタルする端末はパケット量を確認できる端末を選択する
最近のモバイルWiFiルーターの多くはパケット通信量のカウントすることができる機能がついています。古い機種でも大体ありますが中には端末の性能としてない場合もあります。特に端末価格が安いケースはこのパターンが多いのでまずは通信量のカウントができる機能があるか確認しておきましょう。
パケット通信量のカウントというのはあなたの使い方が速度制限になるかならないかを調べるのにも重要ですからレンタルする際の必須機能だと思っています。
レンタルしたら限りなく契約後の利用を想定して使う
レンタルしたらできる限り契約後に利用する利用用途と同じ使い方をすることをおすすめします。
どんな場所で、どんな風に利用するかはその人によって違いますがあなたが使いたい場所で使いたい事が利用できるのか?どれくらいのパケット通信量を使うのか?を確認することが重要ですから限りなく同じ環境を想定して使うようにしましょう。
WiMAXであればTryWiMAXを利用すると15日間無料で利用できる
WiMAXであれば公式サービスとしてTry WiMAXといってWiMAX端末のレンタルサービスがあります。クレジットカードの登録をするなどの条件はありますが15日間無料で利用することができます。
送料も含めて無料なので契約を検討している人はぜひ利用したいサービスといえますね。15日間というレンタル期間ですが自分が1日にどれくらい使うか?などの目安を調べることにはできますから本気でWiMAXを考えている人は利用しない手はないかと思います。
レンタルする時の注意点
- レンタル端末は基本的に古いので新しい通信方式には対応してない場合がある
- WiMAX端末はハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は利用しない(禁止されている場合がある)
- TryWiMAXはできる限り月末、月初にレンタルする
レンタル端末は基本的に古いので新しい通信方式には対応してない場合がある
理想は契約する端末と同じ端末、通信方式の端末をレンタルすることだと思います。しかしレンタルできる端末は基本的に古い機種が多いので最新の通信方式には対応していない場合があります。
特に今であれば5Gがサービスインしており5Gと4Gエリアが徐々に混在していくこととなり、もしあなたが検討している端末が5Gであればおそらく記事執筆時2020年12月30日時点ではレンタルできる端末はありません。このように日々通信は進化していますからできる限り似たような通信方式、最大通信速度の端末を選ぶには現実的に難しい場合もありますができる限りレンタルする端末は通信方式が同じような端末を選びましょう。
WiMAX端末はハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は利用しない(禁止されている場合がある)
WiMAX端末は2種類の通信に対応していますハイスピードモード(WiMAX2+)とハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)です。このうちハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)の利用は当サイトではおすすめしていません。もちろんすべての人におすすめしていないわけではなく利用料金が高くなるなどのデメリットがあるので多くの人にはおすすめできないと考えています。
そしてそのデメリットの1つとしてハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)利用時において月間パケット通信量が7GBを超えたら月末まで通信速度が制限されるというのがあります。
これはギガ放題に加入していても実は対象となる速度制限なのでかなり注意が必要。WiMAX端末をレンタルする時においてもこの速度制限の対象となった場合にその月はほとんどネットが利用できなくなる可能性があるのでハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は絶対に利用しないようにしたほうがいいです。
そもそもですがレンタル先で利用は禁止となっている場合もあります。利用自体は端末側の設定を変えるだけでできてしまうのですが禁止とされている場合は利用しないようにしましょう。
TryWiMAXはできる限り月末、月初にレンタルする
先ほどWiMAXの公式レンタルサービスでTryWiMAXというのがあることをご紹介しましたができる限り月初、月末レンタルをおすすめします。
理由としてはTryWiMAXで貸し出されている端末はその月の中で他の人に貸出した端末が回ってくることがあるからです。貸出した端末も普通に契約するのと同じで速度制限の対象となるのでもし万が一ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)、5G端末であればプラスエリアモードを利用して月間パケット通信量が上限に近かったりするとせっかく借りた端末がすぐに対象通信が速度制限になるということが想定されるからです。
この制限は月末過ぎたらで制限が解除されるようになっていますから月末、もしくは月初にレンタルすることで制限になった端末を使うことになる可能性を少なくすることができるわけです。
まとめ
- レンタルすることで電波状況、パケット通信量を把握できるので契約後の失敗が少なくなる
- やみくもにレンタルするのは注意が必要
- パケット通信量が計測できる端末を選ぶ
- 通信方式はできる限り契約を検討している端末と同じものを選択する
- ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)の利用はしない