旅行や、仕事、緊急でネット回線が欲しい場合などモバイルWiFiルーターのレンタルを探している人も多いと思います。
ただその時に注意してほしいのが”無制限”ではないのに無制限と書いてある場合があります。
無制限ではない?のに無制限表記が多いので注意
レンタルWiFiに限らずモバイルWiFiルーターを探している人で無制限に利用できる端末を探している人は多いと思います。ただ実際には無制限と記載されていてもよく見ると注意書きで制限があったりしませんか?
業界の慣習?と言いいきっていいのかわかりませんがデータ使い放題と記載されていても本当の意味での無制限端末というのはないと思ってください。
無制限、データ使い放題の意味が消費者と事業者で違う
擁護するわけではありませんが”無制限”とか”データ使い放題”などこのような表記は多くの会社がやっています。
我々利用者側としては無制限、データ使い放題というのは速度を落とされずに好きなだけ利用できることをイメージする人が多いのではないでしょうか?
しかし事業者側は決められたパケット通信量を超えたことによる制限はしないという意味でこれを使っていることが多いような気がします。
当サイトが考える無制限のモバイルWiFiルーターがない理由
制限をそもそも設定している理由としてはすべての利用者に公平なサービス提供を行うというところから各キャリアが設定しています。
基地局自体に接続できる通信量というのは決まっているのでその容量を超えないようにうまく調整するためにも通信速度を制御しなければなりません。誰もが自由にネットに接続出来たら基地局がパンクしてしまうい公平なサービス提供ができなくなるからです。。
そこで当サイトなりにキャリアが設けている通信速度制限は大きく分けると2つあります。
- 決められたパケット通信量の上限を超えた場合の通信速度制限する
- 混雑時など利用が集中する時間帯や特定の通信を制御する
モバイルWiFiルーターを契約するときや、レンタルする時に無制限と記載があるのはこの①の方のパケット通信量の上限を超えたことによる制限がないという点から無制限という表記にしているようです。
例えば当サイトがイチオシのモバイルWiFiルーターをレンタルする会社WiFiルーターレンタルどっとこむでもこのような記載があります。
1日5GBまたは月間150GB以上の過度の利用が認められた場合、混雑回避のため通信速度が制限される可能性がございます。【違法性のある利用】の可能性がある場合などは通信キャリアの判断により、通信が制限及び停止される可能性がございます。(2021年1月7時点の公式HPより)1日3GBまたは月間90GB以上の過度の利用が認められた場合、混雑回避のため通信速度が制限される可能性がございます。【違法性のある利用】の可能性がある場合などは通信キャリアの判断により、通信が制限及び停止される可能性がございます。(2021年3月31時点の公式HPより)
見てもらうとわかるように確かにデータ容量超過した場合に確実に制限をされるということはないようです。ただ超えたら通信速度を制限する可能性があることを示唆しているのでこれを無制限と言っていいのか?ちょっと疑問が残ります。※WiFiルーターレンタルどっとこむは記載が大きく書いてありわかりやすいのでまだいいほうかなと思います。モバイルWiFiルーターにおいてはわかりづらい表記をしている会社が多いので本当に注意が必要だと思います。
あと最後のほうに記載されている違法性のある利用という点ですがこれらはファイル交換ソフトなどが例として挙げられています。さらに違法性の高いダウンロードとかもこれに該当するのでネット上にアップロードされている違法な映画などをダウンロードする行為も制限の対象となるようです。
このように実際には調べてみると制限の可能性はあるわけなので完全無制限は存在しません。存在していたとしたら公平性を保つための制限及び制御をするものですからそれはそれで危険なサービスとも言っていいと思います。パケット通信量をたくさん利用する利用者が殺到して契約して通信の公平性が保てなくなることが容易に想像できます。
もちろん今後将来的には基地局を各キャリアが整備することでもっと緩和されるかもしれませんが移動体通信端末においてはまだまだ完全無制限は厳しいかと思います。
無制限じゃないけど人によっては”ほぼ”無制限で利用できる
WiFiルーターレンタルどっとこむのレンタルWiFiの場合無制限と記載がありますが完全無制限ではないとお伝えしました。
ただそもそも速度制限の可能性があるのは1日5GBを超えた場合もしくは月150GBを超えた場合21年3月30日時点で取扱いのある端末だと1日3GB、月間で90GB場合となっているのでかなり利用できる部類に入るかと思います。
もちろん超えたからと言って必ずしも速度制限になるわけではなく”可能性”というわけですから普通に旅行、仕事で利用するくらいであればこの速度制限の対象になる人はかなり少ないかと思います。
よってレンタルして普通に旅行、仕事で利用するのであればほとんどの人は”ほぼ”無制限で利用できるといってもいいかもしれません。
まとめ
- 無制限表記でも実際には制限がある
- レンタルで使う内容によってはほぼ無制限に近い形では利用できる