頻繁にかかってくる営業電話。うんざりしますよね。その中でも特に多いのがNTTを名乗る営業電話です。
断ったにも関わらず別の日には末尾だけ変えて違う番号でかけてきたりと本当に迷惑している方も多いと思います。
そんなNTTを名乗る営業電話の手口を紹介します。
勧誘電話は相手にしないでOK！その理由とは？
まず大前提に営業電話を掛けてくるところというのはみなさん感じているとおり怪しい会社です。
全てとはいいませんがまともな会社は電話営業、訪問販売などはしないと思います。なぜなら商品に自信があるならわざわざ電話営業、訪問販売なんてしなくてもいいからです。
そもそも必要なものはネットで調べたり、自らすでに購入しますよね。だから不要なものの場合がほとんどですから相手にしなくていいです。
ただ電話営業がすべて詐欺に近いか？というとそうではなく古いプランのまま使っていたりする場合には新しいプランにすることで料金が安くなることはありますから一概に全くだめとはいえないです。
しかし今であればネットでかんたんにプランの比較、検討できる時代ですから定期的にプランの見直しなどはするようにするといいでしょう。
ご本家NTTは電話営業はしない
さてここで本題となりますが会社などであなたも「NTTが～～～」なんて電話を受けたことがありませんか？
このような電話は基本的に人を騙そうとしているので相手にしないほうがいいです。
特徴としてはまず電話の最初にNTTから電話していると誤認させるようなトークで電話をしてきます。しかしまずNTTは電話営業なんてしないので、電話してきているのは代理店になります。
この代理店がNTTという名前をだせば信頼されると思ってかこのようなトークの電話がかかってきます。
※は補足です。
- NTTの”方”からきました※これは電気関連の営業電話でもよくあります。
- NTTです※気になって問い詰めるとNTTから委託されたと回答
- NTT関連会社※代理店なので一応関連会社？といえばそうかもしれないけど相手にしない
- NTTから委託されて※されていない
- NTT”コラボ”※コラボと聞くといい感じに聞こえるが基本相手にしない
このようなNTTを名乗る電話が来たら回線契約を取りたい代理店が電話をしてきているだけなので、基本的に当たり障りのない感じですぐに電話を切るようにした方がいいでしょう。
私が実際に聞いたことがあるもので番外編でいえばこんなのもありました。
- 無料で出力？をあげて回線速度を～
- 電話機の型番を教えてください。保証期間が～
あの手この手を使って電話をしてまずは訪問してこようとしていきます。本当によくこんなこと考えつくな、、、と感心してしまいます。
なお2019年10月の改正電気通信事業法で「自己の氏名若しくは名称を告げずに勧誘する行為は禁止」されています。繰り返しになりますがこのような電話がきたら違法業者だと認識して相手にしないのが最も対処法としてはいいのかもしれません。
営業電話きたら相手にしない
これは推測ですが少しでも反応をしてしまうとグループ会社もしくは提携している会社もしくは別の人間が別の番号で再度掛けてきたりする可能性もあります。
実は大手代理店は複数の子会社を持っておりグループでリストを回しあっている？？と思うようなこともありました。
あとは一度でも対応してしまうと担当が変わったのでご挨拶にとか言ってくることもあります。これらから考えるにNTTとかネット回線の営業電話が来たら丁重にお断りしましょう。そしてできる限りこちらの情報を伝えないようにしましょう。
総務省の業務改善命令はやっぱり営業電話関連が多い
総務省が開示している資料の＜随時調査の結果について （2019年10月～2020年6月）＞から引用すると
行政指導の対象となった事業者の多くが光卸サービス提供事業者（※）であり、かつ販売代理店を用いた電話勧誘を実施している。ＦＴＴＨサービスにおける苦情分析結果においても電話勧誘を発生チャネルとする苦情が過半を占めており、電話勧誘における消費者トラブルについては引き続き注視していく必要がある。
とあります。ここからわかるのはやはり電話勧誘からトラブルに発生することが多いということです。よって知らない会社からの電話勧誘は一切相手にしないのが無難というわけです。
消費者センターも注意喚起をしている
消費者センターも電話営業に関する多くの事例を紹介していますが事例をみているとこちらも光回線サービスの電話勧誘トラブルは多く発生していることがわかります。
消費者センターの注意喚起の中でもありましたが「転用承諾番号」を営業電話の相手に伝えるというのはやめておきましょう。この「転用承諾番号」を伝えると他の事業者の光回線サービスに切り替わることがあるようで実際にトラブルが報告されているそうです。
怪しい電話は電話番号検索して対応する
あなたは電話を受けて少しでも「ん？」とあなたが思ったならその感覚は正しいです。その際は特にこちらの情報を出さずに電話を切りましょう。
そしてその電話が気になるのであれば電話番号の履歴からネット検索をしましょう。すると大体はその会社がどんな会社かわかります。
もし本当に必要な事、重要そうな内容であればまたこちらから電話をすればいいだけです。※ほとんどないと思いますが
高齢のご家族がいる場合
怪しい電話番号をネット検索できればいいのですが高齢のご家族で普段ネットとは縁のない方もいます。
そういう方がもし身近にいるのであれば事前に知らない番号からの電話は疑って対応するように伝えた上で対策を考えておくといいと思います。
例えばになりますが
- ネット回線、光回線、電話機とかのワードがでたら「わからないので理解できる家族から折り返す」と言って電話を切る。
- 電話番号を控えて報告してもらう
など事前に様々な断り文句や対応策を一緒に考えておくといいでしょう。
万が一契約してしまったら
光回線には消費者保護ルールが適用されます。特に初期契約解除制度というものを利用すれば契約書面受領してから8日以内に契約解除を行うことで契約者都合で契約を解除できます。
場合によっては諸経費が発生するかもしれないですが万が一契約してしまったらこのような制度を活用しましょう。
そしてこの制度は契約時に必ず説明がある内容です。ネット契約であればご自身で契約時に承諾する書類の中にあります。必ずよく読みどのようなものなのか？確認しましょう。
まとめ
- 基本的に電話営業は相手にしない
- NTTが直接電話してくること、訪問することはまずない
- 怪しいと思ったら電話番号を控えて電話番号でネット検索してみる
- 高齢の家族がいる場合は事前に断り文句、対応策を考えておく。
