このページではクラウドSIMモバイルWiFiルーターの会社を選ぶときの注意点をまとめてみました。今クラウドSIMモバイルWiFiルーターを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
クラウドSIMモバイルWiFiルーターは最近増えている?
2020年春に大問題が起きて以降、サービス停止や規約の変更など一旦は勢いが落ちたクラウドSIM系モバイルWiFiルーターですが最近また増えてきています。
プランなどは会社によって違うのですがここ最近の傾向は2、3年契約で月/100GBプランなどが主流かなと思います。
必見!クラウドSIMモバイルWiFiルーターの注意点!
そんな最近増えているクラウドSIMモバイルWiFiルーターですが、その特徴などから契約する際の注意点などを当サイトなりにまとめてみました。
- 使い方によってはWiMAXの方がいい?使い方に注意!
- 隠れた速度制限に注意!
- 規約の変更に注意!
- クラウドSIMモバイルWiFiルーターの販売会社は大手企業が少ないので注意!
- 繋がる通信に注意!
- スマホセット割はないので注意
使い方によってはWiMAXの方がいい?使い方に注意!
クラウドSIMモバイルWiFiルーターを展開する会社はこぞってWiMAXの通信速度制限3日間制限を引き合いにだして自社の優位性をアピールしていますがWiMAXを契約した方がいいケースも多いです。
月額がそもそも違うので一概に比べることもできませんが、
- 月100GB(1日当たり約3.3GB)を利用すると完全に通信速度制限になるクラウドSIMモバイルWiFiルーター
3日間で15GBを利用した場合通信速度制限になるWiMAX 5G※月間15GB制限もあるがプラスエリアモードのみの場合でありスタンダードモードは月間制限はない※2022年2月1日から3日間の制限が撤廃
この二つを比べたときであれば一見すると同じくらいのパケット通信量を利用できるように感じますよね?しかしWiMAXの通信速度制限をよく調べてみるとWiMAXの方が制限が緩いことがわかると思います。
WiMAX5Gの月間制限以外の制限
制限となる条件 | |
制限される時間帯 | |
制限後の通信速度 |
見てもらうとわかると思いますが仮に3日間の通信速度制限となっても対象となる時間帯が決まっているので他の時間帯であれば普通に利用できることが多いです。
よって3日間15GBと考えると一ヵ月で150GBくらいしか使えないというイメージされる方もいるかもしれませんがそうではないということです。
それに仮に1日で150GBを利用しても3日間経過して3日間合計が15GB未満となれば通信速度制限は解除されますが、クラウドSIM系モバイルWiFiルーターに多い月/100GBプランだと仮に1日で100GBを利用した場合にその月はずっと速度制限となり制限が解除されることはありません。※追加パケットを購入できる会社もある。
このように考えるとクラウドSIMモバイルWiFiルーターは月/100GBプランよりもWiMAXの方が人によってはおすすめできることが多いというわけです。
2022年2月1日から3日間の制限が緩和されて一定期間内に大量のデータ通信をした場合の制限となったことでよりWiMAXの方が優位性が高くなったとも言えますね。
隠れた速度制限に注意!
クラウドSIMモバイルWiFiルーターに限らずどのモバイルWiFiルーター、スマホなどでもあるのが隠れた速度制限です。
隠れたという表現が正しいかわかりませんが、一般的な速度制限は月間○○GBを利用したら通信速度を制限するといったような通信速度制限はわかりやすく記載されていることが多い速度制限となります。
それでは隠れた速度制限とは何か?というと当サイトでは小さい文字や、※、規約などに書いてある速度制限のことを言います。
例を挙げるとこのような文言が規約に記載されていることがあります。
- 合理的な事由により通信の停止または利用制限が必要であると判断した場合
- 通信が集中する際に通信時間又は特定地域の利用を制限
- 通信の総量に比し過大と認められる通信を発生させた
- 通信が電気通信設備の容量を逼迫させた、若しくは逼迫させるおそれを生じさせた
- 他の契約者回線に対するサービスの提供に支障を及ぼした、及ぼすおそれを生じさせた
- 著しくネットワークを占有するレベルの通信をした
- 違法ダウンロード等の不正利用
※上記内容は当サイトが一部省略しているものになるのであくまで参考までにしてください。実際の内容はそのサービスの規約などをしっかり読むといいでしょう。
これらの内容が隠れた速度制限が規約などに書いてあることがあります。
大々的に公表していない、されていない速度制限となるので意外と知らない人も多いかもしれませんが、これらの速度制限があるということを認識したほうがいいです。そしてこれは会社によって違う内容となっているので必ず確認しておきましょう。
そしてこられの通信速度制限はパケット量を超過したら発生するものではなく、上記のような曖昧な表現であり、どのタイミングでどれくらい利用したら制限されるかということが会社側にしかわからないものになっています。
下手すると契約者が増えることで事業者側が調整の意味で速度を抑えることだってできてしまうわけです。
特にクラウドSIMモバイルWiFiルーターに関しては一部サービスにおいて一度契約者が急激に増えたことによりサービス提供ができなくなるなど様々な問題が起きた前例があります。その時には速度制限の対象とならない人でも勝手に速度が制限されるなどのようなことも普通に起きていました。
今でこそパケット量の上限を決めることで利用量をある程度把握することでサービス提供を可能とし、再びクラウドSIM系モバイルWiFiルーターが増えている傾向にありますがまたいつ同じようなことが起きるか正直わかりません。
そこで事業者側としていい訳というか逃げ道を作る意味もあるのかな?と勝手に思っていますが消費者としてはこのようなリスクがあるということは知っておかなければなりません。
規約の変更に注意!
クラウドSIMモバイルWiFiルーターは特に多い気がしますが規約を大きく公表することなく変更していることがあります。以前にはなかった文言などがあまり周知されずに気づいたら変更していることもあるようです。
当サイトは特に利用規約などは一通り目を通すことを推奨しています。少しでも気になる文言があれば契約しないで調べるということも大事になってきます。
クラウドSIMモバイルWiFiルーターの販売会社は大手企業が少ないので注意!
クラウドSIMモバイルWiFiルーターを取扱っている会社はかなり規模感が小さい会社でも普通にサービス展開しています。キャリアではないのでそもそも契約者情報などの管理するノウハウがあるのか?など疑問もありますが規模感が小さい会社が多いというのは知っておいたほうがいいでしょう。
もちろん会社が大きければしっかりしているかといえばそうではないですし、小さいからだめか?と言えばそうではないです。
しかし契約する側としては個人情報の取扱いはもちろんのことサービスを継続して利用していくわけなのでサポート体制、サービス維持などが重要になってきます。契約する前に会社をしっかり調べてみるということはやったほうがいいかもしれません。
繋がる通信に注意!
3キャリアの中で最適な通信で選ぶと言われているがクラウドSIMモバイルWiFiルーターですが、実際のところはソフトバンクが多い?とも言われています。さらにひどい場合だとMVNO回線に繋がることもあるようで通信速度があまりでないということも普通にあるようです。
もちろん最適な通信を選択してくれているのかもしれませんが正直中身まではブラックボックスとなっており本当にその通信が最適かどうかは一般消費者にはわかりようがないことです。
一説によるとそこのエリアではdocomoが一番電波が強いのにソフトバンクに繋がるなんてこともあるようです。
このように繋がる通信は会社側が自動的に?選ぶものになっています。
スマホセット割はないので注意
キャリアスマホを利用しているとその会社と関連するモバイルWiFiルーターを契約することでスマホセット割が適用になることがあります。WiMAXを契約していればau携帯の対象プランに加入することで携帯代金が割引になりますがクラウドSIMモバイルWiFiルーターにおいては割引とならないケースがほとんどです。というより私の知る限りはスマホセット割は見たことがありません。
スマホセット割が適用になるだけで月々の料金が500円~1,000円ほど割引になりますから年間で考えるとかなり通信費に差がでてきます。
もしご自身がスマホセット割の対象となるスマホなのかを確認しておくといいかもしれません。
まとめ
- プランや使い方によってはWiMAXのがおすすめ
- 隠れた通信速度制限に注意
- 規約が変わることもあるので注意
- 規模感が小さい会社、運営できるのか心配になる会社もあるので注意
- スマホセット割引はないので注意
なお当サイトが紹介しても問題ないと考えているクラウドSIMモバイルWiFiルーターを含めてこちらの記事で一括比較しています。
このページではクラウドSIMを活用したモバイルWiFiルーターについて独自目線で比較をしていきたいと思います。 クラウドSIMモバイルWiFiルーター徹底比較 クラウドSIMモバイルWiFiルーターは多くの会社が取扱っておりそのサー[…]
よかったら参考にしてみてください!