ベストエフォートとは?最大通信速度は絶対にでない【モバイルWiFi】

ベストエフォートとは

モバイルWiFi端末やホームルーターなどのカタログで記載されているベストエフォートについて解説します。
ベストエフォートとは英語の翻訳なので確認すると”最大限の努力”とでます。インターネット通信においてはこれを理論上の速度、最大通信速度という風に捉えてください。

要するに理論上はこの速度がでるけど様々な環境によってこの速度はでないということです。そして実際に使ってみるとよくわかりますが一般消費者が利用してもベストエフォートと同じ通信速度は間違いなくでません。基地局からどれだけ近くてもこの速度はでるというわけではないです。さらに注意したいのが同じ端末でもエリアによって最大通信速度は違います。

最大通信速度と実際の速度は違うから注意

上記で説明したように一般消費者が利用する場合において最大通信速度は絶対にでません。よってベストエフォート表記だけを見て光回線よりも速度が速いからWiMAX、ホームルーターなどを契約するなどというのは注意が必要です。

速度というのは使う場所、使い方によってかなり差がでてきます。消費者として重要なのは実際の速度だと思います。

モバイルWiFiルーターや、ホームルーターにおいては実際の速度の調べ方はその場所で使ってみるしかありません。レンタルWiFiなどのサービスも最近は充実しているのでそれらを活用して契約前に確認するなどが間違いない方法です。

それか契約後に条件はありますがネットを閲覧するために必要な通信速度がでないような場合であればクーリングオフが適用できるケースもあります。場合によっては料金は発生するみたいですがもし万が一通信速度がでなかったという場合には購入した所に相談するというのも一つの手といえますね。

最大通信速度が一番速いエリアは狭い

最大通信速度が一番速い端末においてはその使えるエリアというのは狭い傾向があります。通信速度というのは徐々に広がっていくものなので新端末は通信速度が〇〇〇!!と以下にも凄そうな表現をしていますが使える場所狭いし実際にでる速度ではないということです。

あまり惑わされないで必ずあなたが使う場所が対応しているのか?対応していなければいつぐらいに対応予定なのか?調べてみるといいかもしれません。

ベストエフォート、最大通信速度は端末選びにおいて重要ではない?

冒頭でベストエフォートは要するに理論上の最大の通信速度とお伝えしましたがこのベストエフォートに関してはモバイルWiFiルーターやホームルーターの端末選びにおいてあまり重要視する必要はないのか?個人的な意見でいえば重要ではありません。

しかしながら同じ料金で利用するのであれば最大通信速度が速い端末を選択するのがいいかもしれないと考えます。ただその際には必ずあなたが利用するエリアがその速度に対応していること、もしくは今後対応予定でその恩恵を受けられることを確認するべきです。

最大通信速度と速度制限の矛盾

昔に比べて少なくなりましたが最大通信速度をバーンと表示したり、これだけ速いですよ!というセールストークは意味がないものというのはあなたもなんとなくわかったと思います。
最高速度表記というよりは実際にでる速度が重要なわけであまり意味がないわけです。

そしてここからは個人的な考えですがベストエフォートをどんどん速くするよりは料金、そして一番は通信速度制限を緩和してほしいと思います。

各キャリアを調べてもらうとわかると思いますが基本的にどのキャリアも通信速度制限といのも設定しています。一定のパケット通信量を超えたらあなたの通信速度を遅くするというものですがちょっと考えると矛盾しているなと思いませんか?

最大の通信速度が速くなって動画がサクサク観ることができても、使いすぎたら速度が遅くなるわけです。今は大容量のサービスがたくさんあります。Amazonプライムビデオ、Hulu、DAZNなどの動画サイトだけでなく画像をたくさん見たりすると思います。最大通信速度が速く実際の速度が速くなってもパケット制限の上限はあまり変わっていないのです。

それに普通に電波が入るエリアであれば現状ほとんどのモバイルWiFiルーター、WiMAXのホームルーター、ソフトバンクのソフトバンクエアーなどのワイヤレスインターネット回線は動画などもサクサク観ることができます。

ひと昔前では確かに速度が物足らないということがありましたが現状はかなり少ないのでこれ以上速度を上げるというよりも、料金や速度制限を緩和してくれた方が圧倒的に消費者の満足度はあがるのになぁ常々思っています。

ただ将来的に5Gなどが一般的になってくると新たなサービスなどが展開されてもっともっと通信速度というのは必要な場合が増えてくると思います。その時にはパケット通信量の制限なども緩和されているかもしれませんが。

まとめ

  • 消費者側としてはベストエフォートは絶対にでない認識でOK
  • 実際の速度を調べるにはレンタルなどで使ってみるしかない
  • 端末選びにおいて最大通信速度は重要ではないがトータル料金が変わらないなら最大通信速度が速い端末がおすすめ。
  • 個人的には速度が速くなるよりは速度制限を緩和してほしい
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