当サイトの考え方としては多くの人にとってはモバイルWiFiルーターよりも光回線の方がおすすめできると思っています。このページではその理由と逆にモバイルWiFiルーターがおすすめできるケースについてご紹介していきます。
メインのネット回線はモバイルWiFiルーターより”光回線”
メインで利用するインターネット回線であれば間違いなくモバイルWiFiルーターよりも光回線をおすすめします。
その理由はモバイルWiFiルーターには通信速度制限があるからです。
昔であればモバイルWiFiルーターがメイン回線でも問題なかったと言える時期がありましたが、今は接続できるデバイスの数、動画など大容量のデータ通信を行うコンテンツの増加などにより日々の通信量が増えており速度制限の対象となる可能性が以前よりも増しています。
通信速度制限はその名の通り速度が制限されてしまうのでインターネット接続においてはかなりのストレスになるでしょう。それがサブ回線であれば問題ありませんが、メイン回線だとどうしてもネットが利用したい時に利用できないということが起きてしまいます。
このご時世であればテレワークなど自宅で仕事、勉強する方も多いでしょうから、メインのインターネット回線は通信速度制限がほぼない光回線がおすすめといえるわけです。
通信速度制限がないモバイルWiFiルーターはない
通信速度制限は大手通信キャリア(docomo,Softbank,KDDI)の通信網を利用している限り速度制限というのは基本的にはあると思ってください。
決められたパケット通信量を超えた場合に通信速度が低速にされるなどが一般的ですが、違法性のあるデータ通信を行った場合の速度制限、基地局の混雑具合において通信速度制限を行う場合などもあります。
これらはあまり知られておらず小さい文字や注意書きなどで記載されているものになるので注意しましょう。重要事項説明書には必ず記載されているので気になる方は一通り目を通すことをおすすめします。
大手通信キャリアもモバイルWiFiルーターに力をいれなくなった?
以前と比べると今はモバイルWiFiルーターについては各通信キャリアの端末ラインナップの項目を見てもわかるようにあまりメインどころの扱いをしておらず力を入れていないのがわかります。
理由はスマホに注力しているからだと思いますし、モバイルWiFiルーターではなくホームルーターさらには自社の光回線の方が重要度が高いように見えます。
力をいれていないということは端末も、サービス面も、料金面も競争がない分利用者にとっては恩恵が受けられにくくなる可能性があります。
競い合ってくれることで速度制限が緩和されたりなどもありましたが今後はあまり見込めないかもしれません。
外出先で少し利用するならテザリングでも十分かも?
モバイルWiFiルーターを一時期と比べるとあまりおすすめできなくなっている理由としては外で少し利用するぐらいであればテザリングという選択肢が以前よりも増えてきているからでしょう。
ひと昔前であれば外はモバイルWiFiルーターが一般的だった思います。
しかし最近ではスマホ自体の大容量プランも登場しているので以前よりも、外でタブレットやパソコンをWiFi接続したいということであればテザリングでもいいかもしれません。
それに街中にはWiFiスポットもどんどん増えていますし、ちょこっとだけ外出先で利用するのであればモバイルWiFiルーターでなくても十分なケースが年々増えています。
自宅のメインとなるネット回線を光回線にして外で利用するならスマホでテザリングというのが利便性が高い人もいるかもしれません。一度ご自身が利用しているスマホのプランなどから検討してみてもいいかもしれません。
それでもモバイルWiFiルーターがおすすめな人
繰り返しになりますが以前は一人暮らしであればモバイルWiFiルーターがおすすめのケースも多かったです。
しかし先程も紹介したように最近では、接続できるデバイスの増加、映像なコンテンツの充実、テレワーク、オンライン授業など通信速度を必要とする(制限になっていない回線)などを含めて考えると、仮に一人暮らしでもメインインターネット回線はモバイルWiFiルーターなどの通信速度制限がある回線よりも光回線などの場合の方がいいケースが増えているといえます。
しかしそれでもモバイルWiFiルーターがおすすめな人はどんな人か?それは以下に該当する人だと筆者は考えます。
- 利用する人数は少ない
- 月々のデータ通信量はそこまで利用しない
- 事情があって工事ができない
- サブ回線として検討している
利用する人数は少ない
利用する人数が少なければ通信速度制限になる可能性が少なくなります。さらに利用する人数が少なければある程度どれくらい利用するのか?の目安と判断がしやすくなります。
よってモバイルWiFiルーターを利用する人数が少なければ少ないほどおすすめといえます。
月々のデータ通信量はそこまで利用しない
データ通信量が少なく速度制限になることはほぼないと言えるぐらいの人であればモバイルWiFiルーターでもいいかもしれません。
なおデータ通信量を判断するにはまず自分が利用する場所で実際にレンタルWiFiなどのサービスを利用して、モバイルWiFiルーターを利用してみることで判断することがおすすめです。
できればその時に自分が検討している回線と同じ回線のものをレンタルするようにするといいでしょう。そして必ずデータ量のカウンタがついている端末をレンタルすることをおすすめします。
データ通信量はあくまでも目安ですがモバイルWiFiルーターの通信速度制限の対象となる可能性があるかないかを判断する材料となるのでできる限りレンタルしてみましょう。
事情があって工事ができない
光回線にはないメリットとして工事不要で持ち運んでインターネット環境を作ることができるのがモバイルWiFiルーターの強みです。
もしあなたが何らかの事情で工事ができないという場合においてはモバイルWiFiルーターがおすすめです。ホームルーターという据え置き型の工事不要端末もありますが利便性を考えるとモバイルWiFiルーターのがおすすめ。
サブ回線として検討している
メイン回線は既にあってサブ回線として検討しているということであればモバイルWiFiルーターをおすすめします。
テザリングでもサブ回線になりますが電池の消耗が早かったり、機能が制限されたり、そもそもスマホにWiFi接続ができなかったりなどのことがあるのでモバイルWiFiルーターのがおすすめといえます。
モバイルWiFiルーターを検討しているならまずはレンタルして使ってみる
当サイトでは何度も言っていますがまずモバイルWiFiルーターの利用を検討しているならレンタルしてみましょう。有料のサービスであれば料金は割高になりますが、実際の通信速度を把握できますし通信量カウンタが搭載されている端末であればデータ通信量の目安がわかります。
そうすれば契約しても利用できる会社と適切なプランを見つけることにもなりますからまずはレンタルでモバイルWiFiルーターを借りてみるといいかもしれませんね。
メイン回線をモバイルWiFiルーターにするときの選び方
- まずはエリア確認
- 利用しているスマホが大手通信キャリアならスマホセット割を検討してみる
- クラウドSIMモバイルWiFiルーターもいいけどデメリット必ず理解しておくべき
- 迷ったらWiMAXが間違いない
- 次にレンタル!WiMAXの無料レンタルTryWiMAXがおすすめ
- WiMAXを契約するならハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は使わない※旧プラン
①まずはエリア確認
まずは使える使えないを判別する為にもエリアを確認しましょう。エリアを確認するのであればWiMAX、docomo、SoftBank(ワイモバイル)でいいと思います。
クラウドSIMモバイルWiFiルーターのエリアは基本的にKDDI、docomo、SoftBankの回線を利用しておりこの中で最適な通信を事業者側が選択してくれることとなっています。
本当に最適な通信を選択しているのか?は利用者側ではわかりませんが楽天以外のキャリア回線を網羅しているのでエリアは広いと考えていいでしょう。
②利用しているスマホが大手通信キャリアならスマホセット割を検討してみる
ネット回線の選び方として旬なのがスマホと同一の通信キャリアが提供するインターネット回線にすることです。(MVNOは基本含まない)
例えばスマホがdocomoであるならばドコモ光にするなど、同一回線にすることでスマホ料金が割引になることがあります。モバイルWiFiルーターも同様に割引が適用されるので同一キャリアのモバイルWiFiルーターを検討してみてもいいでしょう。
割引が適用になる回線数や割引額というのは契約する会社などによって違いますから一度確認、検討してみることをおすすめします。
③クラウドSIMモバイルWiFiルーターもいいけどデメリット必ず理解しておくべき
最近流行りのクラウドSIMモバイルWiFiルーターは最大の通信速度があまり早くはありませんが、豊富なプラン、割安な料金プランなどもあるのでおすすめです。
ただし利用に関してはデメリットもあるので必ず理解した上で検討しましょう。
④迷ったらWiMAXが間違いない
光回線ではなくメインのインターネット回線としてモバイルWiFiルーターを選ぶのであればWiMAXは選択肢から外せません。もちろん通信速度制限があるので光回線には安定感などで劣りますがすべての面で一番無難なモバイルインターネット回線といってもいいでしょう。
⑤次にレンタル!WiMAXの無料レンタルTryWiMAXがおすすめ
ある程度利用しようと考えているモバイルWiFiルーターが決まったなら、先ほど紹介したようにメイン回線を選ぶ前に必ずレンタルして利用してみることをおすすめします。
特にモバイルWiFiルーターで人気のWiMAXは一度レンタルしてみてもいいでしょう。UQコミュニケーションズの公式サービスでTryWiMAXといって無料で15日間レンタルできるサービスもありますからデメリットはまずありません。
WiMAX以外となると有料のレンタルWiFiサービスを利用することになりますが利用できるか?利用できないか?を確認する為にもレンタルをしてみるといいでしょう。
⑥WiMAXを契約するならハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は使わない※旧プラン
WiMAXはおすすめですがメインのインターネット回線として利用するのであればハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)はまず利用しないようにしましょう。
理由は人によってオプション料金が発生するのもそうですが、月間7GB制限の対象となるからです。
LTEオプション対応機種の場合、ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限の対象となります。<https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/2plus_gigahodai_speedlimit/より>
月間通信速度制限は追加パケットもないですしもしこの速度制限になってしまったら月末を経過するまでほとんどインターネット接続はできないと考えてもらっていいです。
これはギガ放題に入っていても制限されてしまうので本当に注意が必要です。
※このプランは5G非対応端末が加入できるギガ放題プランのことになります。今後は申込みできなくなるプランなので今から5G対応端末を購入する人は気にする必要はありません。
まとめ
- 今の時代はモバイルWiFiルーターよりも光回線のがおすすめ
- 理由は魅力的なコンテンツ、接続できるデバイスの増加により通信速度制限になる可能性が昔よりも増えているから
- 自宅は光回線+外はテザリングという方法もありかも?
- 通信キャリアはモバイルWiFiルーターはあまり力が入れられていない
- それでもモバイルWiFiルーターがおすすめな人はいる
- モバイルWiFiルーターを契約するなら事前にレンタルして利用することがおすすめ
- WiMAXをメインインターネット回線にするならハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)は利用しない方がいいかも