モバイルWiFiの無制限、使い放題、縛りなしの表記に要注意!

NO IMAGE

モバイルWiFiルーター、ホームルーターでよくある表記として”無制限”や”使い放題”、”縛りなし”などがありますがこれらの表記には注意が必要です。

このページではなぜ注意した方がいいのか?をまとめてみましたのでぜひモバイルWiFiルーター、ホームルーターを検討している人は参考にしてみてください。

この表現に注意!無制限はまずありえない?

モバイルWiFiルーター、ホームルーターを探しているとよく見るのがこの3つの表現だと思います。

  • 無制限
  • 使い放題、上限なし
  • 縛りなし、契約期間なし

他にもこの表現ってどうなの?と疑問に思うような表現はありますが特に気になるのがこの3つ。これらの表現はかなりグレーな表現で契約者が誤認する可能性がある内容だと思っています。(大きい会社でもやっている表現なので問題はないかもしれませんが親切ではないと常々思っています。)

もしあなたがモバイルWiFiルーターを検討しているのであれば今から紹介する内容については必ず理解した上で検討されることをおすすめします。

完全に無制限のモバイルWiFi、ホームルーターはない?

まず無制限と聞くとあなたはどのように受け取りますか?

おそらく多くの人は”通信速度が制限されないんだ”と捉えると思います。

しかしモバイルWiFiルーターやホームルーターで完全に無制限で利用できる端末、プランは私が知る限りありません。

それにも関わらず無制限と記載している会社はあります。

例えばWiMAXを販売している会社の多くは月間データ容量 無制限と記載しています。確かにWiMAXはプラスエリアモードで利用しない限り月間データ容量は無制限で利用できるかもしれませんが3日間の通信速度制限<2022年2月1日から3日間の速度制限はなくなり一定期間大容量利用した場合に混雑時間帯に速度を制限する>というのが別であります。

これについては説明欄に必ず記載されている項目となるので誤認することは少ないかもしれませんが、モバイルWiFiルーター、ホームルーターについて詳しくない人からしたら

「月のデータ容量は無制限と書いてあるのに、一定期間のデータ容量によっても制限がされるの?」

と疑問に思う方も少なくないでしょう。さらに言えば上記通信速度制限以外にも全員共通の速度制限としてサービス安定提供のための速度制限があります。

これらはワイヤレスインターネット(モバイルWiFiルーター、ホームルーター)であればすべての会社において記載がある内容となっています。

実際には速度制限がどのくらいの頻度で行われるかわかりませんが制限をする可能性があるのであれば無制限という表現はおかしいことになります。

他にもドコモのホームルーターhome 5Gにおいてはデータ量無制限と記載がありますがこれもかなりグレーな表現です。実際には※で注意書きがあり

※ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。

このように記載されています。あなたはこれを見てどう思いますか?私は無制限じゃないっていつも思います。

確かにデータ量の定めはないのでデータ量無制限という表現は正しいのかもしれませんが誤認をまねく表現であり不親切だと思います。

ちなみにSoftBankAirなんかだとギガ無制限という記載になっていますがこちらも

ご利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

制限があります。ギガ無制限というのがなんのことかよくわかりませんがこちらもドコモと同じでデータ量無制限という意味なのでしょう。しかしデータ量に定めはないけど速度制限が無わけではありません。

各社ややこしい表現をしたり※や小さい文字で補足をしていますが速度制限はあります。表現に騙されないように注意しましょう。

使い放題、上限なしという表記に注意!その理由

先ほどとほぼ同じような意味ですがこのような表現も結局は制限があります。

  • 月間データ量上限ナシ、月間通信容量の制限なし
  • ギガ放題
  • データ使い放題

確かに速度制限はされても速度が遅くなるだけでネットを使うことができるので使い放題かもしれませんが、おそらく消費者が考える使い放題というのは速度制限がなく利用できることだと思います。

結局制限になっても使えるという意味であれば使い放題というのは間違いではありませんが、速度制限がある時点で使い放題というのはちょっと表現としては納得がいかないのは私だけでしょうか?

あと月間データ量の上限はなくても混雑時は制限される可能性はありますし、そもそも3日間のデータ量が一定量を超えたら通信速度制限となる場合もあります。

中にはデータ使い放題と謳っているところもありますが実際には3日間の通信速度制限があったりするなど誤認をまねく表現となっています。

実際のところは先ほども紹介したように速度制限無しで使い放題のワイヤレスインターネットはありません。利用量の定めがないモバイルWiFiルーター、ホームルーターはありますが速度制限がないわけではないので注意しましょう。

縛りなし、契約期間なしという表記に注意!その理由

  • 契約期間なし
  • 解除料なし

最近増えている表現としては契約期間なし、解除料金なしという表現がありますがこれに関しては確かにその通りで特に問題はない表現です。

例えばSoftBankAirのページに記載がある内容ですが

契約期間がないので解約などで契約解除料が発生しません。

とあるようにSoftBankAir以外でも実際にここ最近は契約解除料が発生しなくなっているケースが増えています。

ただ注意してほしいのは契約解除料金はありませんが端末代金を分割で支払っている場合には分割期間終了前に解約すると端末の残金が請求されます。

よって端末代金が高額でかつ分割で支払う設定がされている場合には実質縛りはあるようなものです。

SoftBankAirの商品紹介ページには【気軽にスタート】と記載があるように端末代金のことを考えるととても気軽にスタートしていいものではありません。

端末代金が高額なケースは特に契約期間、解除料がないからと言って深く考えずに申込するのだけはやめておきましょう。

リスクがほとんどなく契約でき解約できるものは現状楽天モバイルのモバイルWiFiルーターくらい

モバイルWiFiルーター、ホームルーター全般グレーな表現はやめてほしい…

最後は個人的な考えですが上記のようなグレーな表現はやめてほしいです。

携帯業界ではよくあるグレーな表現ですが各社そんなことをする必要のないサービスなんだから曖昧な表現を使わなくてもいいのではと思ってしまいます。

むしろ混乱させて購入を遠ざけているなんてこともあるでしょうし、改善されることを期待したいですね。

まとめ

  • 無制限、使い放題、縛りなしという表記に注意
  • 無制限のワイヤレスインターネット(モバイルWiFiルーター、ホームルーター)はない
  • 使い放題という表現は確かに使い放題だけど速度制限はあるので注意!
  • 縛りがないプラン、会社が増えているが端末代金の分割が設定されている場合は実質縛りあり
error: Content is protected !!