このページでは2021年6月4日発売のWiMAX+5G対応置くだけWiFi(ホームルーター) Speed Wi-Fi HOME 5G L11について当サイトなりに概要、ポイント、おすすめできる人、そうでない人をまとめてみました。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の概要
2021年6月4日発売になりましたWiMAX5Gに対応している最初の置くだけWiFi(ホームルーター)Speed Wi-Fi HOME 5G L11をまとめてみました。
まず最初に端末のスペック、概要を紹介、解説していきます。
端末名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
メーカー | ZTE |
対応通信 | 5G(sub6/<sub6・ミリ波>以外の周波数)、4G LTE、WiMAX 2 |
下り最大速度※一部エリア | 2.7Gbps |
上り最大速度※一部エリア | 183Mbps |
質量 | 約599g |
ディスプレイ | なし |
バッテリー容量 | なし |
有線LAN同時接続台数 | 2台 |
無線LAN同時接続台数 | 30台 |
本体色 | ホワイト |
対象プラン | ギガ放題プラス |
端末代金※2021年6月9日時点UQオンラインストアより | 一括/21,780円、36回払い/月605円 |
※https://www.uqwimax.jp/wimax/products/home_5g/より引用
メーカー
まずメーカーに関しては驚きだったのがWiMAX2+の置くだけWiFi(ホームルーター)では一度も利用することのなかったZTEを採用したことです。
今までであればHUAWEI、NECプラットフォームズ製でしたがまさかのZTEとなっています。
筆者は個人的にZTE製の端末でハズレに当たったことがあるのであまりいい印象はありません。さらに過去の経験からいくとあまり普段利用していないメーカーの最初の端末というのは大当たりということは少ないです。※あくまで個人的意見
ただZTEは最近特に勢いのあるメーカーの1つでもありますし、スマホなどを見ていても特にメーカー問題があるようには思えませんので大きくは心配しなくてもいいかな?とも思っています。
そもそもWiMAX自体この端末微妙だなぁということはあまりないので今回もきっと大丈夫でしょう。
対応通信
この端末の最大の特徴といえば『WiMAX+5G』に対応していること、そして加入できるプランが『ギガ放題プラス』ということだと思います。
今までのWiMAX2+ホームルーターとの違いだと通常の通信モードであるハイスピードモードではWiMAX2+のみしか利用することができませんでした。しかし5G対応端末だと通常の通信モードであるスタンダードモードの場合でも5G、一部の4GLTEも利用できます。
ただエリアの広がりを見ているとWiMAX2+がしばらくはメインだと思いますがエリアが広がっていくことで利用できる通信が増えていきますしエリア、通信速度の恩恵を受けられるようになると思います。
なおプラスエリアモードでは利用した月においてオプション料金が請求されます。利用できるエリアが広がるなどの利点はありますが利用時には注意しましょう。
下り最大速度、上り最大速度※一部エリア
これに関しては当サイトでは何度も言っていますがまず最大通信速度というのはでませんし、使う場所など環境によって実際の通信速度は違ってきます。
ただ1つ言いたいのが同じ料金を払うのであれば通信速度が早いほうが何かと便利ですから下り最大速度が今までの端末と比較しても向上しているのはこの端末のいいところだと思います。
さらに上り通信速度がかなり向上しているのでアップロードを頻繁にされる方などはかなり選ぶポイントになるかもしれません。※対応しているかどうかエリア確認は必要ですが。
ディスプレイ
モバイルWiFiルーターとかであれば多くの機種でディスプレイが搭載されており、画面上で通信量を確認したりアンテナ強度を確認したりなど様々なことが確認できますし設定もわかりやすく変更しやすいメリットがあります。
ただ今回の端末にはディスプレイがないようにホームルーターはほぼすべての機種でディスプレイがありません。
それではどのようにして設定を変更したり、通信量を確認したりするかというとZTE専用のアプリをダウンロードすることで情報の確認、設定変更ができるようになります。
主な確認できる内容、変更できる内容は以下の通りです。
- データ通信量
- 子機接続数
- 電波強度
- 最新のソフトウェアアップデート
- スタンダードモードとプラスエリアモードの切り替え
- データ量のしきい値設定、通知など
質量
持ち運ぶわけではないので特に重さは気にならないと思いますが一応約600g近くあります。L02が約436g、WiMAX HOME 02が218gですからWiMAXの置くだけWiFi(ホームルーター)の中でも重たい部類に入ります。
なお600gは大体マンガ週刊誌の重さぐらいだそうです。
色
色ですがホワイトのみとなっています。WiMAXは昔はもうちょっと色のバリエーションが多かったイメージですが今回の端末はホワイト一色のみとなっています。
個人的には色って結構大事だと思うので選択肢が多い方がいいのですが、最近はそこまで台数がでてはいない?でしょうから昔ほどいろんな色を取扱うというのは難しいのかもしれませんね。
対象プラン
この端末の最大の特徴は5Gに対応していることですが5G端末からは対象となる料金プランが今までと違い『ギガ放題プラス』が対象プランとなります。
このページではWiMAX+5G対応機種が加入できるプランである『ギガ放題プラス※11月24日で廃止』『ギガ放題プラスモバイルルータープラン』『ギガ放題プラスホームルータープラン』と5G対応端末が利用できる『プラスエリアモード』の概要、注意点[…]
ギガ放題プラスに加入できることで従来のホームルーターと比較しても制限が緩和されていますから、今まで制限となっていた人でもこの端末に乗り換えることで制限にならないという方もでてくると思います。
端末代金
現時点では端末代金は21,780円と今までの端末よりも高く設定されています。ただし申込みする会社によっては安くなっていたり、キャンペーンを適用することで実質今までと変わらないような金額で購入できることもあります。
例えばUQコミュニケーションズの公式オンラインストアでは5Gルーターとギガ放題プラスに加入すれば5000円キャッシュバックを受取れるキャンペーンをやっています。
このようなキャンペーンを活用すれば”実質”今までの端末と同じような金額で端末本体を購入することができます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は買い!?
結論からいえばホームルーターの中ではおすすめはできるから選択肢にいれるべき!ただ様子見でもいいかも?という印象です。
その理由は以下のとおりです。
- ギガ放題プラスは速度制限が緩和されている
- 上り通信速度が向上※ただし一部エリアのみ
- 急ぎじゃなければ様子見!ドコモのホームルーターの動向次第でもいいかも?
ギガ放題プラスは速度制限が緩和されている
まず最初に加入できるプランが魅力的です。今までのWiMAX2+のホームルーターに比べて月額基本料金に差はなく利用できる上に、制限が大幅に緩和されています。
さらに端末代金もキャンペーン適用(UQコミュニケーションズのキャッシュバック)であれば調べている限りそこまで価格差はありません。
今までのWiMAX2+端末だと3日間の通信速度制限に関しては10GBを超えたら制限の対象となっていましたが3日間15GBが2022年2月1日からさらに緩和されていますし、月間制限も緩和されているので正直今までに比べたらおすすめできるホームルーターといってもいいでしょう。
上り通信速度が向上※ただし一部エリアのみ
一部エリアですが今までの端末と比較すると上り通信速度がかなり向上しています。あくまで最大速度ですし繰り返しになりますが対応しているエリアは限られていますが、アップロードを頻繁に行うかたとかも増えていると思うのでおすすめです。
急ぎじゃなければ様子見!ドコモのホームルーターの動向次第でもいいかも?
ドコモのホームルーターが8月に発売予定ですが今わかっている内容からしてもかなりおすすめできそうなホームルーターとなっています。
端末代金などがどれくらいになるかによっても変わってきますがエリアにもよりますが最大通信速度はドコモの方が速いだけでなく、ドコモのエリアに対応しているので使える場所は広いことが想定されます。
さらに制限などはおそらくWiMAXよりも緩い可能性があります。※実際には速度制限になりやすい人もいる場合もあると思います。
以上のことから、もしあなたが急ぎでないのであればドコモのホームルーターの動向を見てからWiMAXにするかドコモにするか選んでもいいかもしれません。
ちなみにドコモに関してはこちらの記事で紹介しています。
先日NTTドコモより8月下旬に発売される予定のホームルーターhome 5G HR01が発表されました。この端末については当サイトなりに解説していきたいと思います。 ドコモのホームルーターは買い? ドコモが先日発表したホームルータ[…]
WiMAX L11がおすすめな人はこんな人
先ほど急ぎでなければドコモのホームルーターの動向を見てからでもいいのかな?といいましたがそれでもWiMAXのホームルーターSpeed Wi-Fi HOME 5G L11がおすすめな人を当サイトなりに考えてみました。
- 光回線がエリア外の人
- 工事をしたくない人、手軽にインターネットを始めたい人
- 今までにWiMAXモバイルWiFiルーター、ホームルーターを使ったことがある人
光回線がエリア外の人
WiMAXに限らずですが光回線がエリア外の人で工事不要のインターネット端末を探している人にホームルーターはおすすめです。
ワイヤレスインターネットの中では実績と信頼は抜群に高いですし、ホームルーターといえばWiMAXと言っても過言ではないくらいです。
ただし懸念される要因としては光回線がエリアに入っていない場所ではWiMAX L11の通常の通信モードスタンダードモードの通信回線のエリアの対象外の可能性もあります。
プラスエリアモードだとエリア内という方も多いと思いますがプラスエリアモードを利用するとオプション料金の対象となるだけでなく月間通信速度制限の対象となります。さらに加入できるプランのギガ放題プラスからはプラスエリアモードで月間制限となってもスタンダードモードに切替えることで制限の回避ができましたがエリア外の場合は回避ができなくなる為注意が必要です。
工事をしたくない人、手軽にインターネットを始めたい人
工事をしたくない人でいえばホームルーターかモバイルWiFiルーターという選択肢になると思いますが自宅のみで利用するという方であれば据え置き型のホームルーターがおすすめです。
他にも手軽にインターネットを始めたいという方であれば工事不要で最短その日から利用できるインターネット端末ですからモバイルWiFiルーターとあわせて非常におすすめといえます。
今までにWiMAXモバイルWiFiルーター、ホームルーターを使ったことがある人
すでにWiMAXを利用したことがある人や現時点で利用している人でWiMAXに不満がない人にとってはL11はかなりおすすめ。
その理由は対象のプランであるギガ放題プラスに加入することで通信速度制限が緩和されますから、今までよりは制限になりにくくなるからです。
それに将来的にWiMAX2+の通信は通信速度が半分になることが決定していますし、もし解除料金などが掛からないような場合であれば乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。
おすすめできない人はこんな人
次にWiMAXのホームルーターがおすすめできない人を当サイトなりに考えてみました。
- 通信速度制限されたくない人
- 家族など多くの人が利用するメイン回線として考えている人
- ドコモ、ソフトバンクのスマホを利用している人
- 月々の通信量が少ない人
- 外出先でインターネットを利用したい人
- WiMAX2+がエリア外の人
通信速度制限されたくない人
WiMAXを含むホームルーター全般に言えることですが通信速度制限があります。
この通信速度制限ですが仕事で使いたいとか、オンライン授業を受けるなどの利用方法を考えている人にはいざという時に速度が制限されて満足いかないことを考えるとおすすめできません。。
そんな人は間違いなくホームルーター、モバイルWiFiルーターなどの通信速度制限があるワイヤレスインターネット端末ではなく光回線などがおすすめです。
光回線も違法なダウンロードなどあまりにも大容量の通信を行う場合は速度を制限される可能性がありますが基本的には普通に使う分にはあまり関係のない話だと思っていいでしょう。
家族など多くの人が利用するメイン回線として考えている人
メイン回線としてホームルーターを利用したいと考えている人も多いと思いますが、家族で利用するなど多くの人が利用する場合ではあまりおすすめできません。
今はネットに繋ぐことでたくさんの魅力的なコンテンツがあるので一人あたりの通信量は増えている傾向にあると思います。
もし一人暮らしとかであれば通信量の節約を行ったりするなど対策をとることもできますが人が増えれば増えるほと速度制限となる可能性も高いです。
ドコモ、ソフトバンクのスマホを利用している人
ドコモ、ソフトバンクのスマホを利用している人はそのスマホと関連するインターネット回線を申込みしたほうがスマホセット割引が適用になる可能性があります。
適用になるかならないかは今加入しているスマホのプランにもよりますからよく調べる必要がありますが、トータルの通信費が安くなる可能性が高いです。
よってあなたがドコモ、ソフトバンクを利用しているのであればスマホセット割引が適用できるホームルーターを検討してみてもいいかもしれません。
月々の通信量が少ない人
月々のデータ通信量が少ないことが想定できる人においてはホームルーターではなく別のモバイルWiFiルーターなどを選んだ方がいいかもしれません。※ホームルーターよりもモバイルWiFiルーターの方がプランが豊富だったり柔軟性が高いことが多いから。
月々の通信量があまり多くない場合はもっと安く利用できるインターネット端末はたくさんありますから一度探してみるといいでしょう。
外出先でインターネットを利用したい人
自宅だけでなく外出先でインターネット環境を作りたい人などはホームルーターではなくモバイルWiFiルーターがいいかもしれません。ただモバイルWiFiルーターを自宅でも外でもとなると通信量が多くなるはずでうから制限になりやすいと思います。
利用する内容、頻度によっても変わってきますが自宅は通信速度制限がない光回線にして外出先はモバイルWiFiルーターかテザリング、モバイルWiFiルーターという方法でもいいかもしれません。
WiMAX2+がエリア外の人
WiMAX5Gに対応しているこのL11ですがWiMAX2+がエリア外の場合はあまりおすすめできません。スタンダードモードとプラスエリアモードと2種類の通信モードがありますがプラスエリアモードはオプション料金が利用した月に1,100円発生しますからメインはスタンダードモードでの利用になるかと思います。
このスタンダードモードはWiMAX2+、au LTE、5Gを利用する通信モードとなっていますがエリアの展開を見てもまだしばらくはWiMAX2+ということが想定されます。
よってWiMAX2+がエリア外の人はスタンダードモードでも利用できない可能性が高く、プラスエリアモードモードでなら利用できる可能性はかなり高まりますがオプション料金が発生したり月間制限の対象となるのであまりおすすめとはいえません。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L11i買うなら間違いない本家がおすすめ
当サイトではWiMAXをネットで購入するなら本家をおすすめしています。理由は高額キャッシュバックキャンペーンなどでは受取り方法が複雑でもらえない方が多いからです。
よって安心感、確実性が高いキャンペーンに加入したほうがいいという考え方です。
普通に家電量販店で普通に購入してもらってもいいと思いますし、高額キャッシュバックキャンペーンであれば受け取れる自信があるのであればそれでもいいと思います!
ただ当サイトではキャンペーンは正直弱いですが、WiMAXの本家UQコミュニケーションズをおすすめしています。
UQコミュニケーションズではギガ放題プラススタートキャンペーンを実施しているそうで、Speed Wi-Fi HOME 5G L11と同時にギガ放題プラスに加入すると後日キャッシュバックが貰えます。
貰える条件としては以下の通りとなっています。
・月額料金未払いの場合
・お申し込み時にご登録いただいたEメールアドレスが無効などの理由により、キャッシュバックに関するご連絡をお送りできない場合
・UQ WiMAX公式オンラインショップ以外からのお申し込みの場合
・ご注文をキャンセルされた場合
特に注意したいの契約から4ヶ月程経過したぐらいにメールアドレス宛にメールが届き手続きをする方法となっています。この手続きを忘れると貰えないので貰える確率を上げるためには
- キャッシュバックのメールが受信拒否されることもあるようなので、ドメイン「@dsg.uqc.jp」を受信設定する。
- 4ヶ月後にキャッシュバックのメールが届くことをスケジュールアプリや、普段目にするところにメモ書きをしておく
などすれば貰える可能性は高まります。キャッシュバックにしては比較的短い期間で手続きができるのと、貰う為のハードルはそこまで高くないですからネットで購入するなら高くてもUQコミュニケーションズをおすすめします。
まとめ
- まさかのZTE製!
- 主な理由は加入できるプランギガ放題プラスは今までより制限が緩和されている
- プラスエリアモード利用にはオプション料が発生するから注意
- ホームルーターとしては悪くはないし、選択肢にいれるべき。
- 急ぎでなければドコモのホームルーターの動向見てをからでもいいかも?
- ドコモ、ソフトバンクのスマホ利用者はWiMAXはやめたほうがいいかも?